24年01月 2週目。
会社で募金してたので少額ながら入れてきた。願わくばこの数千円が石川の住まう親友の,元同僚の,能登のフォロワーの,被災されたどこかの誰かの日常を取り戻す助けになりますように。*1
スキーに行った話。
めがひらスキー場にて""""滑らせ"""が発生した。
頂上から下まで 2.3km。まぁまぁ滑りごたえのあるコース。最寄りのインターから2kmでアクセスも最高で極めていい感じ。また行きたい。
この日は人工雪で雪質はガリガリ,止まろうにも全然止まらん状態だったがそれもまぁ醍醐味ということで。
高速搬送リフトの仕組み
このスキー場にはクワッドリフトなる高速搬送リフトがあって,これがまぁまぁ速い。
おたくきたく。足の裏攣るかと思った。
— てぽ丼 (@teppodone) 2024年1月7日
これで正月の不摂生もノーカンや pic.twitter.com/DoYfqJiVnf
もうちょっと詳しく言うと,このリフトは最初は低速で人を乗せ,乗り場の駅舎(?)を出たら一気に加速して爆速で搬送し,また降り場で減速して降車するというもの。
ほんで実際乗ってみて急加速の度に「おーすげー」ぐらいに思ってたのだが
「よくよく考えたら同じ一本のワイヤにぶら下がってるリフトなのに,なんで『道中は爆速で』『乗り降りだけゆっくり』を両立出来るんだ???」
一本のワイヤに結んでるんだから,すべてのリフトは同期して同一速度で動くはずでは?????? どうなってんだこれ??」
リフト*2とケーブルはカシメか何かで頑丈にガチガチ接合されているはずなのにな。
答え
気になって調べてみたのだが,「搬器とケーブルは頑丈にガチガチ接合されている」という思い込み。実はコレが間違いだった。
なんと,下記の流れで加減速しているらしい。
- 搬器は減速時にワイヤーを離して
- 送り爪やタイヤに押されて低速で進み
- 乗客を乗せたら
- 搬器は再度加速してワイヤーを握る
という流れ。この動画がメチャクチャわかりやすい。
そしてこの,ワイヤーを 握り/離し する「握索装置」というのがまた面白い。 www.lares.dti.ne.jp 要するに「でっけぇ洗濯バサミ」だ。 洗濯ばさみは通常時はバネの力で閉じているが,握索装置も搬送時はバネの力でワイヤーを挟んで「掴み」状態になっている。そして洗濯ばさみを開くときは柄の部分を指で挟むが,同じく握索装置も,ワイヤーを「放す」とき(乗り降りのために減速する時)に,握索装置のレバーが駅舎内のレールに当たって洗濯ばさみで言うところの「開く」状態になるのだ。
ンなるほどなァ~しかもこれ,ほっとんどメカだけで実現してるというのがまたアツい。握索装置も,握索装置のレバーを押すガイドレールも,低速搬送の送り爪も,その殆どが機構というかメカ的要素で構成されてる。(たぶん異常系検出のためのセンサとかリミット検出のドグはあるだろうが,それらは一旦置いといて)
それでいて非常にシンプル。俺もこういうメカ設計が出来るマンになりてぇな。
そしてついでに気づいたのだが,この搬送方法だと加減速の負荷はワイヤーに関係ないっぽい。
要するに,ぱっと見加減速時にワイヤーにめっちゃ負荷がかかりそうな搬送方法に見えるが,実は加減速時の負荷を受け持つのはワイヤーを離したあとなので,いっくら急加速しようがワイヤーの寿命には全く関係ないのである。なぜならワイヤーは常に等速で動いてるだけなので。
こういうの。勉強になるな。
右コーナーがヘタクソだってことさ
滑りの上手い下手の話。 まだまだ初心者だがようやくパラレルターンができるようになった…つもりだった。
パラレルターン,左に曲がるのは難なく出来るのだが,右に曲がろうとすると,車で言うところのオーバーステアな感じでスピンして180度回転してしまい,そのままバック走がはじまる。
これ原因なんなんだろうな。 方向転換したくてパラレルターンしてるのに,実際はスピンしながら真っ直ぐコース脇に突っ込んでくはめになる。べつにバランスが取れずコケるとか足を平行に出来ないとか,そんなんじゃないんだが。謎。
ちなみにスピードつけて勢いよく意図的にヘタクソ右コーナすると360度回転ができる。コレはコレでたのしい。